見終わった感想。
ラストが本当に良かった!
これに尽きます。
本作はサンマグノリア共和国という国からお話が展開されるのですが、この国がかなりヤバイ事をしでかしていたのです。
まず、この国は隣国のギアーデ帝国が開発した完全自律無人戦闘機械(通称レギオン)と長いこと戦争が続いていました。
このレギオンがかなり厄介な兵器で、学習して段々強くなっていくのは勿論、レギオンの生産工場があって正に無尽蔵にうようよと大量生産されて次々に襲いかかってくるという、数こそパワー!なとんでも兵器なのです。
レギオンは人間のある部分を回収して更にパワーアップするのですが、そこはご視聴くださいませ♪
そしてレギオンと戦っているのはサンマグノリア共和国が開発した無人戦闘機械(ジャガーノート)で、国内では戦死者0人とニュースで公開されているのですが…
実は戦っていた、…というより無理矢理戦わされていたのが86区に強制収容された人々、通称86(エイティシックス)たち。
無人戦闘機械とは名ばかりの有人機体だったのです!
しかもパイロットはまだ10代の子供たちでした。
サンマグノリア共和国が行っていたやばい事。
それは白人種以外の人種差別でした。
・86区へ強制収容
・強制兵役
ジャガーノートという機体に乗って戦うのですが、これがまた薄っぺら装甲の正に鉄の棺桶。
普通なら搭乗して出撃後すぐ即死⭐︎なとんでも機体なのです。゚(゚´ω`゚)゚。
最初に機体を見た時に虫の様な脚で変わったデザインだな〜と思いました_(:3 」∠)_
スピリッツ HG 86-エイティシックス- ジャガーノート 遠距離砲撃仕様 1/48スケール 色分け済みプラモデル
もうね、人種差別が酷すぎて86たちを人ではなく『人型の豚』と呼称し、侮辱し侮蔑し、搾取しまくり、人とは思っていない、消耗品の部品扱い。
サンマグノリア市民マジでクソです。
しかも彼らの報復や他国に自分たちの行いが漏れないように、86を全滅させる政策を取っているガチヤバな国なのです(´・ω・`)
・戦死者の遺体は回収、弔い禁止
・戦場で長く生き残ると最前線の部隊に編成され、無期限の生還不可能な任務を次々と課される
正に処刑場。
意図的に人員補充や補給もなく、次々に逝ってしまう。゚(゚´ω`゚)゚。
片やサンマグノリア市民たちは安全な壁の奥で平和ボケしながら生活しているのがほんとね、まぁ終盤天誅くだるし、小説版の続きではザマァな目にあっているので、よし。
アニメでは線路が印象深く何度も演出で使用されるのですが、絶望から希望に向かっていっている感じがしてかなり良い演出だと思いました(*´Д`)✨
当初の目的を達成した後の主人公が優しすぎて自分を追い込んで、死に場所を探す様に出撃していたのが、ラストに希望を見出せたので良かったなぁと感じました。
ヒロインもね、偽善ではなく自分の信念に従って困難な事にも真摯に向き合って真面目すぎるくらい真面目で、もっと肩の力抜きなよ〜って、でも応援したくなるいい子なんですよ。
人間ドラマが凄すぎて、人間の多面性がみられるリアルなそれでいて何だか愛おしい、人間ってそうだよね…でも分かり合える事もあるよねって、キャラクターたちの細かい表情の変化で心情を伝えてくる場面が緻密で、小物での魅せ方、絵で魅せる作品でした(「・ω・)「✨
バトルシーンも力が入っていて、飽きずに完走できました♪
現在アニメ化されているのは、2期までの全23話なのですが、
終わり方が本当に綺麗で、うるうるしながらラストの余韻に浸れる良いアニメでした(*´꒳`*)
↑ジャガーノートのプラモ良いなぁ_(:3 」∠)_
塗装済みだから素組みでもかっこいい(*´Д`)✨